第29号 2002.5.25
今回のテーマ (特集)虫歯・Q&A・ラベンダー
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大人になっても「なんとなく歯医者は苦手」「予約がめんどう」などの理由で歯医者に行くのをためらっている方、 多くはないでしょうか?
歯の表面ではカルシウム・リンが奪われたり(脱灰)、浸透したり(再石灰化)を繰り返しています。再石灰化が強ければ、 虫歯になりかかった部分の自然修復作用があります。でも穴があいてしまうと虫歯は元には戻りません。 |
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最初は小さな穴ですが、放っておくと口の中の菌が入り込み、穴は深く大きくなり虫歯は進行していきます。
虫歯予防のサポートに・・・
ガムや歯磨き粉などに含まれる成分をうまく利用して、予防に役立てましょう。
フッ素…酸を作りにくくし、再石灰化を促進する。歯を強くする。
キシリトール…歯垢を作りにくくし、再石灰化を促進する。
アパタイト…再石灰化を促進する。
酵素…歯垢を分解する。
「虫歯かな?」と思ったら早めに治療をしてもらいましょう。又歯垢がたまらないようにていねいな歯磨きを心がけたいものですね。
Q)薬と食品の飲み合わせでよくないものはあるのでしょうか? A)食べ物同士でも「食べ合わせ」があるように、薬と飲食物でもよくない組み合わせがあります。薬の作用が強く出たり、 反対に弱まったりすることがあるので注意が必要です。代表的な組み合わせには次のようなものがあります。
食べ物・飲み物+薬 |
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薬の作用は? |
お茶・コーヒーなどのカフェイン+喘息薬(テオフィリン) |
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増強↑ |
牛乳のカルシウム+抗生物質(テトラサイクリン・ニューキノロン) |
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減弱↓ |
グレープフルーツジュース+降圧薬(Ca拮抗薬) |
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増強↑ |
納豆・クロレラ(ビタミンK)+抗凝血薬(ワーファリン) |
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減弱↓ |
アルコール+睡眠薬・抗不安薬 |
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増強↑ |
これらの組み合わせ以外に、健康食品やサプリメントの中にも注意が必要なものがあります。 また薬同士の相互作用もあるので、薬が処方された際には、服用中の薬はもちろんのこと、体質や健康食品・ 嗜好品(しこうひん)を含めた食習慣についても医師または薬剤師にご相談ください。
身近なハーブ 〜ラベンダー〜
初夏になるとすがすがしい香りとともにかわいらしい紫色の花を咲かせるラベンダー。最近では日本でもよく目にするように なりましたが、ラベンダーの自生地である地中海沿岸の地方では、もう何千年も前から生活の中に取り入れられてきたようです。 ラベンダーの精油成分のひとつ「リナロール」には高ぶった神経をしずめる作用があります。精油を湯ぶねや枕に数滴落とすと、 緊張が和らぎ眠りを誘います。また、乾燥したラベンダーの花を小袋に入れてタンスの中に置いておくと防虫効果があると いわれています。このほかにもハーブティーやお菓子など利用法はさまざま。お好きな方法でラベンダーをうまく取り入れて みてはみてはいかかでしょうか。 |
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