第26号 2001.11.25
今回のテーマ (特集)肌のトラブル〜冬〜、おせち料理

 肌のトラブル〜冬編〜
日ごとに寒さが増すにつれ、肌の荒れや乾燥を感じる方は多いのではないでしょうか。
冬の肌はどうなってるの?
冬になると、気温の低下により血液の循環が悪くなるうえ、寒いとどうしても運動量が減ってしまうため、 肌の新陳代謝が低下します。その結果、肌の表面を覆って水分の蒸発を防いでいた汗や皮脂、天然保湿因子といわれる 物質が減少し、肌は乾燥しやすくなります。また湿度の低下により、肌表面から水分が奪われやすくなります。 これに加えて暖房器具の使用により室内の湿度はさらに低下するなど、肌にとっての悪条件が重なります。

乾燥した肌は、水分を十分に保てないため、外部からの刺激を受けやすくなります。通常では感じない非常に弱い刺激でも、 かゆみとして感じるようになります。

どんなことに気をつけたらいいの?
皮脂を奪うものはなるべく避けましょう。
例えば…熱いお湯、石けんや洗剤、硫黄の温泉(入浴剤)、ナイロンたわしの使用など
湿度の低下を防ぎましょう。
暖房を使うときは、こまめに換気し、室内に水を張った洗面器や加湿器を置くなど工夫しましょう。
かゆみがひどくならないようにしましょう。
かゆいところはなるべくかかず、軽くたたいたり、かゆみ止めのぬり薬をつけるようにしましょう。
化繊の下着は避け、なるべく刺激が少なく、保湿性の高い綿素材のものを選びましょう。

※かゆみがおさまらないときは、ぬり薬の使用や皮膚科への受診をおすすめします。
(予告)次号では、ぬり薬について触れたいと思います。お楽しみに!


おせち料理
おせち料理は地方や家庭によって異なり、親から子へ…子から孫へと受継がれています。 この行事食には、願いや祝い事を意味する食べ物が入っています。

これら以外にも、かずのこには子孫繁栄を、ごまめには豊作を願うという意味があります。 こんな意味が込められているのかと思うと、より一層味わい深いのではないでしょうか。