第24号 2001.7.25
今回のテーマ (特集)肌のトラブル(夏)、きゅうり

 肌のトラブル(夏)
日差しが強く汗をよくかく夏。肌のトラブル気になりますよね。
夏の肌はどうなってるの?
夏は気温や湿度が上昇します。それにともない肌も変化し、皮脂や汗の分泌も活発になり肌はうるおってきますが、 これが過剰になりすぎると肌に悪影響を与えます。また紫外線の強さのピークといえるこの時期、皮膚の表面だけでなく、 内部にまで届きダメージを与えます。これ以外に室内などの冷房により冷えすぎた皮膚は血行不良を起こし、乾燥しやすい 状態になります。

肌への影響は?
ほこりや汚れが汗と混じって汗腺の出口をふさぐことにより、皮膚の中に汗がたまると軽い炎症となり、 あせも(汗疹)を引き起こします。大人に比べて子供にあせもが多いのは、子供の方が汗をかきやすく、汗のコントロール が不十分なためです。
紫外線 紫外線を浴びると皮膚は日焼けを起こします。皮膚が赤くなる日焼け(サンバーン)はUV-B(B紫外線)、 また紫外線を浴びた直後に肌が黒くなる日焼け(即時黒化)はUV-A(A紫外線)で起こります。数日後に肌が黒くなる 日焼け(サンタン)はUV-A、UV-Bの両方で起こります。また、UV-Aは皮膚の奥に入り込み、肌の弾力を奪って しわ・たるみを作り皮膚の老化を進めます。そして長時間浴びることにより皮膚ガン を発生させることもあります。

紫外線の種類
UV-A UV-B UV-C
波長
透過性 真皮層 皮膚表面 オゾン層で吸収
照射量 一年中
生活紫外線
夏が多い(6月がピーク)
レジャー紫外線

どんなことに気をつけたらいいの?
あせもは皮膚を清潔な状態に保つことが大切です。服装は汗を吸収しやすくやわらかい生地のものを選びましょう。 汗をかいたら、なるべく着替えをして、できればシャワーなどで洗い流しましょう。
夏は意識していなくても、軽い日焼けが起こるくらいの紫外線を浴びています。また一年を通じて紫外線を浴びているので、 レジャーの時だけでなく普段の生活の中でも帽子や日傘、日焼け止めなどでの紫外線防御が大切です。しかし注意をしていても、 うっかり日焼けをしてしまった時や冷房によって乾燥した肌には、水分と油分を補給してあげましょう。


まだまだ暑さが続きますが、汗や紫外線から肌を守って、体も気持ちもすっきりと過ごしたいですね!!


きゅうり
きゅうりは、最近では温室栽培で一年中出回っていますが、家庭でもプランターなどで栽培できる身近な夏野菜の一つです。 ほとんどが水分の為(約90%)、栄養的にはビタミンが多少期待できる程度ですが、特有の香り・シャキッとした歯ざわりは、 夏バテに一役買ってくれるでしょう。

効能 民間療法では冷やす作用、利尿作用が知られており、食欲増進・解熱・ むくみ改善・胸やけ防止などがあります。
注意点 ビタミンCを破壊する酵素が含まれていますので、他の野菜や果物と 一緒にジュースにするのは避けた方が良いでしょう。サラダに加えるときは先に酢を少々振ると酵素の活性を抑える事が できます。また、冷え症、胃腸の弱い方は生でたくさん食べると、下痢を起こすことがありますので、体を温める肉や卵と 組み合わせたり、加熱調理して食べると良いでしょう。

食欲増進にきゅうりの料理を一品添えてみてはいかがでしょう。