第23号 2001.5.25
今回のテーマ (特集)ウォーキング、塩

 ウォーキング
最近歩いている人をよく目にしますが、ウォーキングには一体どんな効果があるのでしょうか。
なぜウォーキングなの?
ウォーキングとは、歩くこと。誰でも、すぐに、無理なく始められるというのがウォーキングの最大の利点です。
また、運動の中でもウォーキングや水泳、ジョギングなどは有酸素運動といって、酸素を使って脂肪を燃やし燃料に するため肥満予防にも効果があります。

ウォーキングの効果
・ 足腰を強くする
・ 心肺機能が向上する
・ 骨が丈夫になる
・ コレステロールや中性脂肪が下がる
ウォーキングは継続することで効果が出ます。毎日でなくても、1日おきでも十分です。 目安は1日20分以上ですが、1回8分程度を1日何回かに分けてもかまいません。

ウォーキングの効果的な姿勢
背筋はまっすぐに。
あごを引き、目は前方を見る。
手は、しなやかに前後に大きく振る。
普段より歩幅を大きくする。
後ろ足のひざを十分に伸ばす

ウォーキングは適度な強さの運動で、長い時間歩き続けると脳内麻薬と呼ばれる物質が分泌され、 気分が良くなることが知られています。

ウォーキングする時の注意点
・ 準備・整理運動をする。
・ 無理せずほどよく汗が出る程度に。

ただし、高血圧や心臓病などで現在治療中の方は主治医にご相談の上、自分のペースでウォーキングを始めてください。
日頃の運動不足を感じているあなた、さあ今日から始めてみませんか!


塩の効用
調味料として使われている塩ですが、どのような効果があるのでしょうか?
〜料理に役立つ働き〜 
野菜をゆでるときに、ゆで水に塩を入れるときれいな緑色になるのは、緑色を作っているクロロフィルと塩が結びつき安定した 形になるためです。
またリンゴやジャガイモの皮をむくとポリフェノールという成分が酸素の働きでメラニン色素に変わるため茶色く変色しますが、 これらは塩水につけることにより防ぐことができます。

体内では、塩(塩化ナトリウム=NaCl)は大部分がナトリウムイオンと塩素イオンとして存在し、
1.細胞内の浸透圧を調節する
2.体液を弱アルカリ性に保つ
3.消化と吸収を助ける
などの働きをします。
また体温を調節する汗にも塩は含まれています。

塩は生命を保つためになくてはならないものです。しかし体内で作り出すことはできないため食事で摂取するわけですが、 過剰摂取は腎臓や心臓に負担をかけ健康を損なうおそれもあります。濃い味付けやかけ醤油などを控えるなどして適度な 量を摂ることが、健康維持と同時に食事を美味しくするコツです。