第18号 2000.7.25
今回のテーマ (特集)便秘、爪、お酢

 便秘
便秘とは、一般に3〜4日以上便通がなく不快感がある状態をいいます。
2〜3日に1回でも定期的な便通があれば便秘ではありません。
どのような症状がおこるの?
お腹がはったり痛んだりといった症状だけでなく、ひどくなると吐き気、食欲不振、不眠、頭痛などさまざまな症状が現れます。

腹痛 吐き気 食欲不振 不眠 頭痛

便秘の治療
便秘の原因は生活環境や食生活に深く関わっているため これらの環境を整えることが治療の基本となります。
・朝の排便を習慣づける。
・毎日規則正しい食事を心がける。
・適度な運動
・ストレスの解消
・食物繊維を多くとる。
・便意を我慢しない。
・水分を十分にとる。

便秘のくすり
生活や食事を改善しても効果が不十分な時は薬の助けを借ります。
人によって合う種類や適量が異なるので、医師の指示に従って自分に合った薬を上手に使いましょう。

1.塩類下剤(酸化マグネシウム、マグコロールPなど)
腸内に水分を取り込むため、便は水分を含んで大きくふくらみます。
これが腸を刺激して排便を促します。
2.浸潤性下剤(ビーマスSなど)
水分を便に入り込みやすくするため便がやわらかくなります。
3.大腸刺激性下剤(センナリド、アローゼン、シンラック、ダイオウ末、レシカルボン坐薬など)
腸の壁を直接刺激して排便を促します。
4.浣腸剤(グリセリン浣腸など)
腸を刺激すると同時に、便の中に入り込んでやわらかくしたり、滑りやすくします。

便秘にさよならしてさわやかな毎日を送りましょう。


お酢
酢はさわやかな味を持つ調味料として色々な料理に使われていますが、健康面などにも大きな役割を持っています。 その役割とは・・・
*疲労回復
疲労の原因物質のひとつである乳酸を分解し、エネルギーに変えるのを助けます。
*殺菌効果
O−157やサルモネラ菌等に対する殺菌・防腐作用があります。
*ビタミンCを守る
サラダには酢を使ったドレッシングをかけることでビタミンCを壊さずに摂取できます。

人類最古の調味料とも言われる酢。昔の人たちはこんな酢の働きを知っていたのでしょうか。


つめ

爪はケラチンというタンパク質でできています。手足の指先の保護・強化という働きのほかに、健康のバロメーター としても大切な部位です。
あなたの爪にシグナルは出ていませんか?
ささくれは水分・油分の不足、二枚爪は栄養や水分の不足を示します。たて線は老化現象やストレス、 横線は栄養不足で体調に波のある人に見られます。白っぽい爪は、腎臓・肝臓の異常や貧血の可能性、 紫色は心臓・呼吸器系の機能の低下が考えられます。またカーブしている爪は鉄欠乏性貧血が原因のことが多いようです。
いつも健康な爪を保つためには、マッサージをし、十分な睡眠や栄養のバランスのとれた食事をするなど規則正しい 生活を心がけましょう。