第5号 1998.4.27
今回のテーマ (特集)肩こり、紫外線

悩める肩こり!〜どうすればいいの?〜
人は2本足で歩くようになってから、肩と首の骨と筋肉に負担がかかるようになりました。また日本人は欧米人に 比べて肩こりが多いと言われるように、人の体の構造そのものにも一因があると言われています。
肩こりとは、
首から肩にかけての筋肉が重くはった感じになり、ときに鈍く痛む状態のことです。ふつう肩がこっている時は、自覚症状がなく ても、首筋や背中もこっています。
その原因は、
○悪い姿勢や無理な姿勢からくる筋肉の疲労や精神的ストレス、運動不足によるものが一般的です。
○加齢に伴う骨や筋肉の老化が原因でもあります。五十肩は、肩の関節の老化が原因でこりや痛みを生じます。
○何らかの疾患があって、その影響で肩こりが起きることがあります。中高年でよく見られるのが高血圧、また他に心筋梗塞や 狭心症、更年期障害、近視や乱視などさまざまな原因があります。
日常生活での注意点は、
◇姿勢を正しくすること、無理な姿勢や緊張した同じ姿勢を長く続けないことです。
◇肩を冷やさないこと、よく温めること。これは筋肉の緊張をときほぐし、血液のめぐりを良く保つために重要なことです。
◇適度なスポーツで運動不足を防ぎ、規則正しい生活でからだの疲労を防ぎます。
◇肩こりのもとになる病気のある人は早く治しましょう。
肩こりは、日頃のちょっとした心がけで、軽くしたり、予防したりすることができます。
一日も早く肩こりから開放されるようにしましょう。

この時期の紫外線は要注意!!
春先から紫外線の量はどんどん増えていきます。一年の中で、紫外線の量が最も多いのは5月、強さは6月が最も強くなります。
紫外線は皮膚をカサカサにし、シミやソバカスの原因にもなり、白内障という目の病気を増やします。
また、病気に対する抵抗力を弱くしたり、皮膚ガンになりやすくします。
明るい色の洋服ほど紫外線を吸収しやすいと言われているので、この時期日中に外出するときは、帽子をかぶる、洋服の色に気を つけるなどして、肌を守る工夫をして下さい。