創刊号 1997.8.25
今回のテーマ (特集)薬の飲み方、さんま

 薬の正しい飲み方
みなさん、くすりを正しく飲んでいますか?
服用時間・服用量は、薬がもっとも効果的に作用し、副作用が少なくなるように決められています。
指示された飲み方をきちんと守りましょう

飲む時間のめやす
食前: 食事のおよそ30分前に。
食物の影響を受けやすい薬は、食物が胃に入る前に飲みます。
食後: 食事の後30分くらいまでに。
食物によって、薬による胃への刺激を和らげます。
また、一番飲み忘れが少ないという理由から、多くの薬がこの飲み方になっています。
食間: 食事と食事の間に。(食事のおよそ2〜3時間後に)
食物と併用することによって吸収が低下するような薬や、胃粘膜を保護する薬は、胃に食べ物がなくなった頃に飲みます。
寝る前: 寝る30分前くらいに。
睡眠薬や便秘薬、夜間の発作を予防する薬がこれにあたります。
とんぷく: 痛み・発熱・発作などの症状が現れたときに。
症状を一時的に改善させます。医師の指示通りに飲んでください。すぐに効かないからといって、重ねて飲むのは危険です。
お薬Q&A       
*くすりを何で飲んだらよいのでしょう?
薬は水または白湯で飲みましょう。薬は胃や腸で溶けて吸収されることが必要です。水を飲まずに薬を飲むと胃や腸で 吸収されにくいばかりか潰瘍などの原因になることがあります。また、水以外のもので飲むと薬が効きすぎたり、効かなかったり するものもあります。
*くすりを飲み忘れてしまったら・・・
薬によっても違いがありますが、一般には気がついたときに飲み、次回の分は少し時間を遅らせて飲むとよいでしょう。 しかし飲み忘れに気がついた時間が次回の薬の時間に近い場合は、1回分とばして飲むようにしてください。一度に、2回分 まとめて飲むことはやめましょう。


秋刀魚 ―さんま―
実りの秋は食欲の秋!香りや味の豊かな食べ物に恵まれる季節です。秋を代表する魚『さんま』には不飽和脂肪酸 (エイコサペンタエン酸)がたくさん含まれています。これが血液の流れをよくし、血圧を下げたり、血栓を予防したり するのです。動脈硬化や心臓病を防ぐことになりますので、成人病防止にはぜひ食べたいものです。